Tokyo2020LegacyReport_日本語版
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•宿泊棟や会議室など場面の特性に応じた感染予防策、動線管理などを徹底し、もっと詳しく知りたい!「大規模イベント等における関 連 資 料「東京2020オリンピック・パラリンピックhttps://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/houkoku/official-report/index.html今後の都政に活かす•アスリートや関係者が統一的に守るべき水際対策、行動管理、検査、医療等のルールをまとめたプレイブックは、北京大会など国際スポーツイベント等でも活用・参照された。安全・安心に向けたルールづくりコロナ禍の大会を安全に開催するためのグローバル・スタンダード                           を東京から発信205の国や地域から選手等が参加する2020大会における未知のコロナ対策の•検討にあたり、国、東京都、組織委員会等による調整会議での検討をもとに、WHOや専門家、世界の国際スポーツイベントの知見も取り入れ、アスリート等と国民の安全・安心を守る対策について国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)と協議・合意。選手村のコロナ感染防止対策コロナ禍でも選手のコンディション維持と安全な集団生活を両立•コロナ禍で寮や合宿での集団感染が相次ぐ中、選手村のクラスター発生を防ぐことは大会運営に不可欠。•一方で、選手のコンディション維持には、フィットネス、食事、ストレス解消対策等、心身両面でのサービス提供が重要であり、感染対策との両立に向けてIOC等と協議を重ねた。•基本的な感染防止策の周知・徹底はもとより、選手が公平に選手村内の施設を利用できるよう必要に応じて空間的、時間的な制約を付すなど場面に応じた感染症防止策を講じた。•メインダイニングやフィットネスでは、座席数等を削減し、混雑状況をリアルタイムで発信することで、利用の分散化を図った。また、料理の提供方法について、スタッフによるサーブや小分け提供など感染対策と体調管理の両立ができるように工夫と改善を重ねた。大会期間を通じ選手村内でクラスターの発生を防ぎ、安全に選手村を運営することができた。国や文化によって対応が異なる中、日本の法令等に則り統一的なルールを検討・交渉・合意し、分かりやすく発信ルールの徹底には、周知はもとより場面に応じた環境整備やきめ細かな対応も重要ユーザー目線でサービスを考え、運用をチェックし改善を繰り返すことで利用者のQOS(クォリティ・オブ・サービス)の向上を追求11「プレイブック」https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/special/guide/corona/新型コロナウイルス感染症対策ガイド」https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/houkoku/covid/index.html競技大会公式報告書」

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