Tokyo2020LegacyReport_日本語版
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■オリンピック・パラリンピック大会実施準備会議(2013年9月):大会開催に向けた全庁的な■東京都ボランティア活動推進協議会(2015年9月):ボランティア気運醸成、活動を推進■関係自治体等連絡協議会(2015年11月):競技会場所在自治体、組織委員会、国との連携■大会輸送連絡調整会議(2015年7月):輸送調整者間の意見調整、輸送方針の策定■関係者の人数削減や会場のサービスレベルの見直し、聖火リレー実施方法等、大会を簡素化■新型コロナウイルス感染症対策調整会議(2020年9月設置)において、対策を■大会において選手、関係者が守るべき新型コロナ対策等のルールについて、専門家らの科学的知見に基づく議論を踏まえた「プレイブック」を作成・公表■2014年11月 レガシー委員会設置。大会のレガシー検討開始■2015年12月 「2020年に向けた東京都の取組ー大会後のレガシーを見据えてー」策定■オリンピック首都圏全会場での無観客開催の決定「まちづくり」、「スポーツ・健康」など、8つのテーマごと取組を明示■2021年7月 「大会後のレガシーを見据えた東京都の取組ー2020のその先へー」策定大会延期に伴い、コロナ対策を含む「安全・安心」を加えた9つのテーマで展開「レガシーレポート」の策定にあたって 1964年東京大会の開催は、戦後日本の復興を世界にアピールするとともに、その後の高度経済成長を経て、東京を世界有数の大都市に発展させる原動力となりました。 それから約半世紀、東京で再びオリンピック・パラリンピックを開催することが決定しました。とりわけ、2回目のパラリンピック開催は、世界で初めてのことです。万全の準備を進めると同時に、成熟した大都市として新たな進化を遂げていくため、2020年のその先を見据えて、9つのテーマでレガシーの創出を目指しました。この取組は、国内外に向けて広く発信しています。 多様な人々が共に支えあう社会の実現、環境先進都市への変革、被災地の復興など、ハード、ソフト両面にわたって、持続可能な都市に向けた取組を推進してきました。 2020年、世界は新型コロナウイルス感染症の流行という事態に見舞われました。大会は、史上初めての一年延期、無観客という困難に直面しましたが、徹底した感染防止対策により、安全・安心な大会を実現することができました。コロナ禍において、世界中の多くの方々の協力の下、大会を開催できたこと、そして大会を通じて得られた知見や関係者のネットワークは、東京が誇るべきかけがえのない財産です。 今回の大会が遺したものは、より優しく、多様性に■れ、一人ひとりに寄り添った、未来に向けた価値です。スポーツにおいても、都市においても、社会においても、人が輝く最高の舞台を整えていこうという私たちの意思です。都民・国民の皆様をはじめ、大会関係者、ボランティアなど大会に関わった方々の経験や想いをレガシーとして次世代に引き継ぎ、未来の東京を創り上げてまいります。 2023(令和5)年 東京都知事【都が主体】【都・国・組織委員会による共催】【都・組織委員会による共催】2011年3月2013年9月2020年3月2021年7月2021年9月課題等を協議検討総合的に検討・調整大会開催までの道程2005年9月2009年10月大会の開催に向けて設置した主な会議体大会の延期と2021年開催に向けての準備レガシー創出に向けた検討東京都が2016年開催都市を目指すことを表明2016年大会開催都市がリオデジャネイロに決定(東京は2回目の投票で落選)東日本大震災発生2020年大会開催都市が東京に決定WHOがコロナ禍をパンデミックとの認識を表明東京オリンピック開会式東京パラリンピック閉会式大会の1年延期で合意1大会のレガシーを都市のレガシーとして発展させ、都民の豊かな生活につなげる

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