ウィルチェアーラグビー

パラリンピックのウィルチェアーラグビーを紹介します。

ウィルチェアーラグビーは、四肢に障害のある人向けに考案された、車いすで競技するチームスポーツです。パラリンピックでは2000年のシドニー大会から公式競技になりました。
この競技は1チーム4人で構成され、1試合で8分間のピリオドを4回行います。
バスケットボールのコートを使用し、バレーボールを参考に開発された専用ボールを、蹴ること以外の方法(投げる、打つ、ドリブル、転がすなど)でゴールまで運びます。ボールを保持して相手側のゴールラインに達すると得点です。
また、特徴として相手の攻撃や防御を阻止するために車いすでのタックルが認められていたり、ラグビー競技と違って、前方へのパスが認められています。
そのため、激しい衝突に耐え、ポジションに応じた役割が果たせるよう、頑丈かつ形状に工夫がなされた専用の車いすを使用します。車いす同士がぶつかり合う激しい戦いは、見る者を圧倒する迫力があります。

競技の迫力と激しさと緻密さを、生で日本中の皆さんに

若山選手

若山選手
写真提供 エックスワン

日本代表選手としてロンドン大会に出場した若山英史選手は、競技の魅力と東京大会への意気込みについて、「競技の魅力は、激しさの中にある頭脳プレーです。選手は常にゲームの状況を考えて、プレーをしています。東京大会では、ウィルチェアーラグビーの迫力と激しさと緻密さを、生で日本中の皆様に楽しんでいただきたいと思っています」と語っています。
今後活躍が期待される日本選手を、皆さんぜひ応援して下さい。

(広報東京都平成26年10月号掲載)

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