ゴールボール

パラリンピックのゴールボールを紹介します。

ゴールボールは、第二次世界大戦で視力を失った軍人のリハビリテーションプログラムとして考案され、その後スポーツとして普及していきました。1972年ハイデルベルグ大会で公開競技、1976年トロント大会で正式競技となりました。
この競技は、アイシェード(目隠し)を着用した1チーム3人のプレーヤー同士が、攻守を交互に入れ替えて行います。攻撃側は、1人がバレーボールと同じ広さのコート内で、バスケットボールとほぼ同じサイズの鈴入りボール(1.25キログラム)を転がすように投球し、相手ゴールを狙います。守備側は3人で、鈴の音を頼りに全身を使ってゴールを守ります。一定時間内の得点の多いチームが勝ちとなります。
投球は時速50キロメートルに達するときもあり、重さもあるため、競技中にボールが壊れてしまったり、選手がけがをするなど、想像以上に激しいスポーツです。

東京大会でも金メダルを獲得し、皆さまへ恩返しを

若杉選手

若杉選手
写真提供 エックスワン

2004年のアテネ大会の銅メダルに続き、2012年のロンドン大会では、女子日本代表チームが金メダルを獲得しました。
ロンドン大会に日本代表選手団最年少で出場した若杉遥選手は、「東京でのパラリンピック開催は、とても幸せなことです。ゴールボールは、3人の選手が心を一つにし、全員が同じイメージを持って戦います。東京大会でも金メダルを獲得し、応援いただいている皆さまへ恩返しができるよう努めていきます。」と2020年東京大会への意気込みを語っています。

(広報東京都平成26年8月号掲載)

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