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よくあるご質問

1.物流TDMについて

  • 2020物流TDM実行協議会とは何ですか?

    東京都が、中小企業等の物流対策促進を主な目的として発足した組織で、関係行政のほか、中小企業の関係団体、トラック協会などが参加しています。東京都2020大会時、そして大会終了後もレガシーとして残すことができるような物流対策の周知と実施を目指します。
    中小事業者等への物流TDMに関する案内やアドバイス、相談等を行いながら、具体的な対応について検討、実施しております。

  • TDMとは何ですか?

    TDMとは、交通需要マネジメント(Travel Demand Management)の略称です。
    自動車の効率的利用や公共交通への利用転換など、交通行動の変更を促して、交通量の抑制や分散、平準化など、交通需要の調整を行うことにより、道路交通の混雑を緩和していく取組みを指します。

  • 物流TDMの具体的な取組内容を教えてください

    物流に関わる取組には、貴社に届けられる輸送だけでなく、商品の生産やさらにその上流の原料の調達までつながっており、サプライチェーン全体での取組が重要となります。本ページ内にも記載されていますが、発注量や納品量の調整、納品時間の変更、共同荷捌き場への設置や対応など、様々な取組がございますので、できることからご検討ください。
    また、コンサルタントへの個別相談も可能です。貴社の状況に合わせ、専門家がアドバイスします。ご希望の方は本ページ記載のメールかFAXにてお問い合わせください。無料でご利用いただけます。

  • 物流TDMの実施が必要な期間はいつですか?

    特に、東京2020大会の関係では、
    大会前後を含めた、以下の期間、対策が必要になります。
    2021年7月19日(月)~ 8月9日(月祝)
    2021年8月24日(火)~ 9月 5日(日)
    また、物流の効率化は、大会終了後も必要となりますので、継続して取り組むことが重要です。

2.物流TDM対策について

  • 物流TDM対策を講じることで、どのような効果が生まれますか?

    例えば、

    ①コロナ禍でも接触機会を避けた荷物の受け渡し、受け取りができる
    ②交通混雑が予想されるオリンピック時も、安定した経済活動を継続できる維持し、商機を逃さない
    ③物流業界の人手不足が深刻化し、日時指定ができなくなる等の状況が生じても、自社の事業への影響を最小限に抑えることができる

    といった効果が期待できます。

  • 物流TDM対象地域はどこですか?(物流センター等の立地が都内でなくても対策は必要ですか?)

    物流対策はサプライチェーン全体で取り組む必要がありますので、貴社の地域に関わらず、ご協力をお願いしております。
    なお、東京2020大会時は、主に東京圏の範囲で、東京に発着するもしくは東京を通過する交通について、重点的な対策をお願いいたします。他県においても、競技会場周辺や大会関係者ルート、観客ルートなど、一部地域では対策が必要となります。

  • 物流と呼ばれるものの対象範囲はどのようなものですか?

    貴社の商品などを顧客に届けるときに限らず、貴社で調達、使用、廃棄するすべての物資で物流は発生します。具体的には、「備品やコピー用紙」、「新聞、業界紙」、「水、お茶」、「ごみ」など様々なものが対象となりますので、どのような業種であっても物流TDMを実行する対象物が存在するはずです。ぜひ、何かできることをご検討いただけますようお願い申し上げます。例えば、「コピー用紙・ごみの削減」、「水筒・弁当箱持参等」によっても物流量が削減できます。このような取組内容の詳細は、「2020 アクションプラン(下記URL)」を、ご参照ください。

  • 物流TDMの対策は自社だけでできますか?

    納品や集荷など物流の取引条件は、トラック運送事業者などの物流事業者に加えて、発着荷主での調整が必要になります。また、サプライチェーン全体でみると多くの関係者がいますので、これらの関係者との理解と協力が不可欠となります。物流の効率化に向けて何ができるか。事業者同士で意見交換する機会を設けることも重要になります。
    納品量・納品時間の調整や、共同配送への対応など、他社との協議が必要な取組に関しては、無料の個別コンサルティングをご活用ください。コンサルタントが他社との調整方法等のご相談を承ります。

3.物流TDMの具体的な対応手法について

  • 「自社」にできることはありますか?

    例えば、「いつも納品しているトラック運送事業者から時間調整の協力要請があったらその要請に答える」も対策のひとつになります。できるところからで構いません。ぜひ事前の対策や準備の検討をお願いします。

    もし課題点等ありましたら、コンサルタントへの個別相談も可能です。貴社の状況に合わせ、専門家がアドバイスします。ご希望の方は本ページ記載のメールかFAXにてお問い合わせください。無料でご利用いただけます。

  • 物流TDMの具体的な対応手法にはどのようなものがありますか?

    貴社の業種や主な取扱品目などにより異なりますが、「納品時期の変更」、「納品頻度の削減」、「納品時間の変更」、「共同配送」、「共同保管」、「走行ルートの変更」などが考えられます。

    東京2020大会に向けては、HP:「2020TDM推進プロジェクト」の「東京2020大会期間中の物流に係るご協力のお願い」にも詳しい内容が記載されていますので、参考にしてください。

    また、無料の個別コンサルティングで、貴社のご事情にあったお取組を専門家がご提案することも可能です。ご希望の方は本ページ記載のメールかFAXにてお問い合わせください。無料でご利用いただけます。

4.東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)期間中の交通について

  • 大会中の交通量はどれくらい増えるのか?

    東京2020大会時は、何も対策をしないと首都高では交通集中により渋滞が約2倍に悪化、一般道では朝、都心に向かう道路で渋滞が発生すると予測されています。

    貴社に納品される商品などが在庫されている場所によりますが、一般的に、東京圏では様々な商品が在庫されている物流センターは圏央道周辺にあることが多く、都心まで20~30km程度離れていますので、2倍の時間がかかるとするとこれらの物流センターから都心の店舗に到着する時間は1時間から1時間30分ほど遅くなってしまう計算になります(ちなみに、都心の車両の昼間における走行速度は約18km/h(時速18キロ)です。)

  • 大会期間中の交通規制はどうなっているのか

    主に4つの種類の交通対策を実施する予定です。

    ・競技会場外周となる周辺道路は「進入禁止エリア」

    ・競技会場への進入経路となる道路は「通行規制エリア」

    ・競技会場への進入経路につながる幹線道路などを中心とした「迂回エリア」

    ・競技会場に向かう選手や関係者を乗せた大会関係車両の通行帯を設置した「専用レーン」「優先レーン」





    なお、詳細な交通対策情報は、下記URLからご確認ください。

  • 「自社」への影響(物流活動等)はありますか?

    大会輸送影響度マップで、何も対策をしないときの交通混雑の見通しをお示ししています。
    まず、大会輸送影響度マップで貴社や取引先が、影響が想定されるエリアに含まれているかご確認ください。次に、商品の仕入れや配送などにおいて具体的に影響を受けそうかどうかなどを確認してください。なお、貴社や取引先、運送事業者等、関係者の間で情報を共有いただき、影響の有無をご確認ください。

    なお、大会による影響を避けるための対策のご検討にあたっては、無料の個別コンサルティングで、貴社のご事情にあったお取組を専門家がご提案することも可能です。ご希望の方は本ページ記載のメールかFAXにてお問い合わせください。

  • 東京2020大会の予定はどのようになっていますか?

    最新の大会情報は、東京2020組織委員会のホームページをご覧ください。

    https://tokyo2020.org/ja/

5.2020TDM推進プロジェクト等について

  • 2020TDM推進プロジェクトとは何ですか?

    「2020TDM推進プロジェクト」とは、2018年8月に、東京都、国、東京2020組織委員会が事務局となり発足させた、”皆様のご協力をいただきながら東京2020大会時の交通混雑緩和と企業活動の両立を目指すプロジェクト”です。
    東京2020大会時の交通混雑緩和に向けたTDMの取組を、団体や企業の皆様にお願いしています。
    詳細は、以下をご覧ください。

  • スムーズビズとは何ですか?

    東京都は、快適な通勤や企業の生産性の向上を図る新しいワークスタイルや企業活動の東京モデルを「スムーズビズ」とし、全ての人々がいきいきと働き、活躍できる社会の実現に向け、「2020TDM推進プロジェクト」や「テレワーク」、「時差Biz」などの取組を一体的に推進しています。
    詳細は、以下をご覧ください。
    https://smooth-biz.tokyo/

6.重点取組地区について

  • 重点取組地区とは何ですか?どこですか?

    活発な経済活動の維持を図るため、「競技会場等が集中」「道路・鉄道の混雑箇所を通過する交通が多い」という観点から16地区を重点取組地区として抽出しています。具体的には、下記の16エリアになります。

    具体的に重点対策エリアに該当しているかにつきましては、貴社の郵便番号で確認できます。


    【ヘリテッジゾーン】①新宿、②渋谷、③品川、④浜松町・田町、⑤新橋・汐留、⑥大手町・丸の内・有楽町、⑦八重洲・日本橋、⑧神田・秋葉原・御茶ノ水、⑨九段下・飯田橋、⑩番町・麹町、⑪青山・表参道、⑫赤坂・六本木、⑬霞ヶ関・虎ノ門

    【東京ベイゾーン】⑭晴海・有明・台場・豊洲・大井ふ頭

    【その他】⑮池袋、⑯大崎

  • 大会期間中に影響が大きな具体的な地域、混雑するルート・時間はいつですか?

    詳細は、「2020TDM推進プロジェクト」のHPに、「大会輸送影響度マップ」という、交通量の低減に向けた対策を何も行わなかった場合に、道路や鉄道等に生じる影響についてまとめたものがありますので、そちらをもとに混雑する時間・場所をご確認ください。