輸送計画の状況

東京2020大会の輸送の成功にあたり、皆様のご協力に感謝します。
ありがとうございました。

輸送の取組と成果

東京2020大会における輸送の取組や成果について紹介します。

大会までの取組等

オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、都市運営にとって常に大きな挑戦です。輸送は、大会の成功に欠かせない要素であり、世界中からの数多くの選手、関係者、メディア、観客、観光客に対処していきます。
幸運にも、東京には世界有数の鉄道網があり、日々約2570万人の人々を運んでいます。これらのインフラ資産を利用すれば、東京は、素晴らしい大会運営ができると考えています。

基本的な考え方

  • 大会関係者(選手等)
    選手村~各会場間にオリンピック・ルート・ネットワークを設定し、「バス・乗用車」で輸送
  • 観客・会場スタッフ
    公共交通機関(鉄道・バス等)及びシャトルバスで輸送

画像:ORN路面表示

画像:ORN看板

      【参考:オリンピック・ルート・ネットワークに設置される路面表示及び看板のイメージ】

      輸送ルートの検討状況

       輸送ルートには、選手等の大会関係者を輸送する「関係者輸送ルート」と、観客・スタッフ等を輸送する「観客輸送ルート」があります。
       関係者輸送ルートには、宿泊施設と空港、競技会場、IBC/MPC 等を結ぶ「大会ルート」、練習会場へ輸送する際に使用する「練習会場ルート」及び事故や渋滞等において大会ルートが使用できない場合に使用する「代替ルート」があります。
       観客輸送ルートとは、観客やスタッフが大会期間中、競技会場と観客利用想定駅との間を通行する経路のことです。

      ※練習会場ルートについては、練習会場の変更に伴い、令和3年5月13日に更新いたしました。



      交通需要マネジメント(TDM)の取組

       大会時には、選手等の大会関係者の車両による移動や、観客の鉄道による移動により、道路・鉄道ともに混雑が深刻化する見込みです。
       安全で円滑な大会輸送の実現と都市活動の安定との両立を図るため、交通需要の抑制・分散・平準化を図る交通需要マネジメント(TDM)の推進が必要です。

                                         ※2018年時点の資料です


      大会期間中は、TDMの取組に多くの企業や市民の皆様のご理解とご協力が得られたことにより、交通量が大きく低減し、交通マネジメントが適切に機能しました。
      ご協力いただき、ありがとうございました。

      2020アクションプラン

      東京2020大会時に想定される交通混雑を回避し、企業活動を維持するための方策をまとめて頂くものが、「2020アクションプラン」です。
      企業の皆さまの事前のご準備や少しずつのご協力が必要です。

      大会期間中の鉄道の運行について

      大会期間中に、観客が移動する需要に対応するため、鉄道事業者各社局とともに協議・調整を行ってきました。このたび具体的な内容が決まりました。

                   

      輸送運営計画

      輸送運営計画は、組織委員会及び東京都が、輸送に係る検討・取組状況について、関係機関と調整し、とりまとめた計画です。

      輸送連絡調整会議

      東京都と大会組織委員会は、輸送連絡調整会議を開催して関係者と意見調整を図っています。

      交通輸送技術検討会

      東京都と大会組織委員会は、大会時の交通行動の見直しに関し、交通工学、物流等の学識経験者を中心に、専門的見地から検討を行っています。

      東京2020大会の交通マネジメントに関する提言(中間のまとめ)

      東京2020大会の交通マネジメントに関する提言(中間まとめ)は、交通輸送技術検討会において検討を行っている交通マネジメントの方向性に関して、平成30年1月にまとめたものです。

      ※P.2<事業者の行動変更内容と企業行動計画のイメージ>ロンドン大会における物流事業者の行動変化のグラフに誤りがあったため、平成30年1月19日に訂正しました。

      東京2020大会の交通マネジメントに関する提言のまとめ(案)

      東京2020大会の交通マネジメントに関する提言のまとめ(案)は、交通輸送技術検討会において検討を行っている交通マネジメントの方向性に関して、令和元年5月にまとめたものです。(令和元年5月29日 NEW)

      ※P.1<4.大会期間中の実施目標の設定>の図について、わかりやすい表現とするため、令和元年6月18日に訂正しました。

      東京2020大会の交通マネジメントに関する提言及び提言と解説

      東京2020大会の交通マネジメントに関する提言及び提言と解説は、交通輸送技術検討会において検討を行っている交通マネジメントの指針に関して、令和元年12月にまとめたものです。


      交通及び輸送に関する今後の施策展開に向けた提言

      交通及び輸送に関する今後の施策展開に向けた提言は、交通輸送技術検討会において、東京2020大会を通じて取り組んだ施策のレガシーとして、広く市民・企業・行政等の方々に向け、今後のより良い交通・輸送を広く実現していくために発展させるべき方針及び方策について、令和4年3月にまとめたものです。

      輸送連絡調整会議 連携フォーラム

      2020物流TDM実行協議会

      東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関する駐車場対策協議会

      東京オリンピック・パラリンピック大会期間中の輸送対策については、働きかけによるTDMに加え、会場周辺など重点的に交通を抑制するエリアにおいて、駐車場探しによるうろつきを抑えるための事前予約システムの導入やパークアンドライドの促進などの対策が必要です。  
      このため、東京オリンピック・パラリンピックにおける駐車場対策を官民連携のもとで推進するため、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関する駐車場対策協議会」を設置し、夏の試行やテストイベント時も含めた具体的な対策実施に向けた検討や調整を行います。