バスケットボール

バスケットボール

【概要】
5人対5人の2チームで対戦し、一つのボールを手で扱い、長方形のコート上の両端に設置された高さ305cm、直径 45cmリング状のバスケットにボールを上方から通すこと(ゴール)で得点を競う球技です。
ボールを保持しているチームがオフェンス(攻撃)チームとなり、ドリブルやパスでボールを運びながら、一定時間内にショット(シュート)を狙います。もう一方のチームはディフェンス(守備)を行い、相手チームからボールを奪うことに専念します。
コートの広さは、28m×15m。

ここがポイント!

コートの中で、10人の選手が常にスピーディーに走り回っています。チームプレイが当然重要になってくるのですが、基本的に全員が攻撃し、全員が守るため、試合展開が速く、戦略においても一瞬のうちに判断する必要があります。その一瞬の駆け引きが魅力の一つです。

また、チームプレイのみならず個人プレイも非常に映えますから、ボールコントロールや試合の組み立て、見る者を圧倒させるシュートなど、試合観戦においても目が離せないスポーツと言えます。
他にも、1対1の競り合いや、シュートシーンも見どころです。

歴史

バスケットボールは、1891年、ジェームス・ネイスミス博士によってアメリカで発明されました。博士がYMCAの視察で訪れたマサチューセッツの夏季学校で、体育の授業に取り入れたことが始まりです。
アメリカのNBAやWNBAの試合は、大リーグ野球などと同様に、世界的に人気の高いプロスポーツです。
オリンピック種目になったのは1936年ベルリン大会からです。その32年前、1904年セントルイス大会でデモンストレーションスポーツとなっていたことは、アメリカでのバスケットボール人気の高さを裏付けています。
なお、女子バスケットボールがオリンピック種目になったのは、1976年モントリオール大会からです。

詳細事項

(2016年リオデジャネイロ大会種目)

男子女子
種目 チーム チーム
装備

【バスケット】
バスケットは、高さ305cmに水平に設置された内径45cmのリングとそれに取り付けられた白い紐で編まれた下方へボールが通過可能な40cm~45cmのネットで構成される。リングはコート面に垂直、エンドラインから120cm内側の上方に、平行に設置された幅180cm高さ105cmの長方形で平らなバックボードに取り付けられている。

【ボール】
男子 周囲74.9~78.0cm 重量567~650g
女子 周囲72.4~73.7cm 重量510~567g

主なルール
  • 試合は10分を1ピリオドとし、4つのピリオドの計40分間で行われます。
  • ゲームはセンターサークルで両チームのプレイヤーによるジャンプボールで開始する。前半2つのピリオドでは相手チームのベンチ側にある自チームのバスケットを攻め、第3ピリオドからは攻めるバスケットを入れ替える。第2ピリオド以降は、テーブルオフィシャルズと反対側のセンターラインの延長上からのスローインで試合を開始する。
  • ボールを保持したまま3歩以上歩くこと(トラベリング)、ボールを故意に足または脚で蹴ったり止めたりすること、拳で叩くことなどは反則となる。
  • 選手同士の不当な体の接触はパーソナルファウルと呼ばれる反則となる。
  • ボールを保持しているチームは、24秒以内にショットしなければならない。24秒経過してしまうと相手ボールとなる(ただし、24秒以内にショットし、24秒経過後にバスケットにボールが触れればショットとして成立し、試合は継続される)。
  • 相手チームのバスケットにボールを通過させることで得点になる。ショットは2点、3ポイントラインより外側(3ポイントエリア)でのショットに成功すると3点が得られる。また、ファウルによって得たフリースローによる得点は1点である。
  • ショットの動作中にディフェンスチームからファウルを受けるとフリースローが与えられる。そのショットが成功すると、そのショットの得点が認められ、さらに1本のフリースローが与えられる。

(2016年リオデジャネイロ大会時点)