卓球

卓球

【概要】
卓球台 長さ2.74m×幅1.525m×高さ76cm
ネットの高さ 卓球台面から15.25㎝

卓球台を挟んで向かい合い、軽くて小さいボールを表面にゴムが貼られたラケットで打ち合います。

個人戦はシングルス(1対1)、団体戦は1チーム3名で、シングルスやダブルス(2対2)で対戦します。

ここがポイント!

軽くて小さいボールが、卓球台の上で高速・高回転で飛び交います。ボールのあまりの速さに目が離せない競技です。選手が、ボールを打ち返す動きの緩急が迫力あるゲーム展開につながっています。
試合中に発揮される選手の敏しょう性、集中力、柔軟性には圧倒されるものがあります。小さな卓球台の上で繰り広げられる激しい攻防が見どころの一つです。

歴史

1890年代のイギリスで、テニスの代わりに食事のあとに楽しまれたのが、卓球の始まりといわれています。当初は、現在のような道具ではなく、ボールにはコルクを丸めたものが使われ、ラケットには葉巻入れのふたが使われたともいわれています。1900年代には、現在のラケットに近い形になり、表面にゴムを貼ったものが登場しています。その後もラケットは進化を続け、また新しい技なども数多くあみだされたりしました。それにあわせて、卓球のルールも進化し続けています。
オリンピック競技になったのは、1988年ソウル大会からのことです。2012年ロンドン大会では、女子団体(福原愛選手、石川佳純選手、平野早矢香選手)が銀メダルを獲得しています。

詳細事項

男子女子
種目 シングルス、団体 シングルス、団体
用具
  • ボール
    直径40mm、重さ2.7g。
    プラスチック製、白色。
  • ラケット
    シェークハンド、ペンホルダーなどの種類があります。片面(または両面)に、ラバーと呼ばれるゴムとスポンジのシートが貼られています。ラバーの貼られていない面では、ボールを打つことはできません。
主なルール

【個人戦】

  • トーナメント方式
  • 7ゲーム制(4ゲーム先取で勝利)

【団体戦】

  • トーナメント方式
  • 最大5試合(シングルス、シングルス、ダブルス、シングルス、シングルスの順で行う)実施、3試合先取したチームが勝利します。
  • 各試合とも5ゲーム制(3ゲーム先取で勝利)

【ゲームの主なルール】

  • 1つのゲームは、11点先取した方が取得します。
  • サービスミスまたはレシーブミスをすると、ミスをしなかった方に1点が加算されます。
  • サービス(第1球目)は、自分のコートに1回、相手のコートに1回バウンドさせなければなりません。
  • サービスは2本交代で、10対10以降は1本交代となります。
  • 10対10以降は、2点差をつけた方が勝利します。
  • ダブルスは、ペアを組んだ2人が交互に打ちます。
  • 1ゲームごとに両選手(ペア)はエンド(コート)を交替します。
  • 最終ゲーム(7ゲーム制の場合は7ゲーム目)は、どちらかの選手(ペア)が5点に達した時点でエンドを交替します。
  • 各試合中に1回だけ1分以内のタイムアウトが許されています。タイムアウトの要求は選手又は団体戦の監督や個人戦のベンチコーチが要求できます。

(2016年リオデジャネイロ大会時点)