陸上競技
陸上競技には、100メートル競走やリレーなどのように競技場の『トラック』で行われる種目、走り幅跳びや砲丸投げなどのように『フィールド』で行われる種目、マラソンのように『ロード(道路を使用)』で行われる種目があります。
車いすを使う選手、義足を使う選手、視覚障害の選手など、さまざまな選手が参加するため、障害の種類や程度などでクラスを分けて、競技を行います。
車いすの選手は「レーサー」と呼ばれる競技用車いすを使い、脚を切断している選手は、競技用の義足をつけて競技に参加します。視覚障害の選手はフィニッシュまで安全に走れるよう「ガイド(伴走者)」と呼ばれる人と一緒に走ります。
ロンドンパラリンピック競技大会(第14回夏季大会)では、29種目が実施されました。各種目は、選手たちの障害の種類や程度によって細かいクラス分けがおこなわれ実施されます。そうすることで、同じような障害のある選手どうしが、公平に競うことができる環境が整えられます。
歴史
陸上競技は、1960年の第1回ローマパラリンピック競技大会から行われている歴史ある競技です。2012年のロンドン大会では、トラック種目で男女合わせて15種目、フィールド種目で男女合わせて12種目、それに男女のマラソンと、全部で29種目が行われました。
障害区分
- 肢体障害(車いす)(立位)
- 視覚障害
- 知的障害
(2016年リオデジャネイロ大会時点)