柔道
パラリンピックの柔道は、視覚障害の程度別ではなく、オリンピックと同じように、体重別に試合を行います。
男子は7階級(60kg級・66kg級・73kg級・81kg級・90kg級・100kg級・100kg超級)、女子は6階級(48kg級・52kg級・57kg級・63kg級・70kg級・70kg超級)に分かれています。ルールは健常者の柔道とほぼ同じですが、視覚障害の選手が行うことを考慮して、一部が変更されています。最も大きな違いは、試合開始の方法です。健常者の柔道では2人の選手が離れた状態で試合を開始しますが、視覚障害者の柔道では、最初から互いに相手のえりとそでを持ち、組み合った状態で試合を始めます。
歴史
柔道は日本生まれのスポーツです。1964年の東京オリンピックをきっかけに海外に広まり、今では国際的なスポーツとして世界中の人々に愛されています。
パラリンピックでは、1988年のソウルパラリンピックから正式競技になりました。当初は男子のみの競技でしたが、2004年のアテネパラリンピックからは女子の参加も認められるようになりました。
障害区分
- 視覚障害
(2016年リオデジャネイロ大会時点)