射撃
射撃は、「ライフル」あるいは「ピストル」と呼ばれる銃器を用いて的をうちぬき、その得点を競い合う競技です。
射撃には、空気銃(エア)と火薬銃、的までの距離(50メートル、25メートル、10メートル)、撃ち方などで種目が分かれています。撃ち方には、立って撃つ「立射(りっしゃ)」と、うつ伏せで撃つ「伏射(ふくしゃ)」があります。車いすの選手は、立射を車いすに座った状態で、伏射をテーブルにひじをついた状態で撃ちます。出場選手は、障害の状態によって「SH1(自力で上半身を支え、銃器を保持し射撃する)」か、「SH2(スタンドを用いて上半身を支えた状態で、銃器を保持し射撃する)」のいずれかのクラスに分類されます。
1発の満点は10点で、満点を狙うには、エアライフルの場合、的の中心にある直径わずか0.5ミリメートルのマークに命中させなければなりません。中心から離れるほど得点が低くなり、的から外れると0点になります。
歴史
射撃は、銃器が発達した15世紀から16世紀のヨーロッパでおこった競技といわれ、じょじょに世界へ広まっていきました。
射撃がパラリンピックの正式競技となったのは、1976年のトロント大会からです。
障害区分
- 肢体不自由(車いす)(立位)
(2016年リオデジャネイロ大会時点)