ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ移動する

オリンピック・パラリンピックと被災地復興

オリンピック・パラリンピックと被災地復興


いわき回転やぐら盆踊り大会

コンセプト:「つなげよう、スポーツの力で未来に」

スポーツには、「夢」、「希望」、「絆」を生み出す力があります。

2011年に発生した東日本大震災からの復興の過程においても、スポーツが子供たちを笑顔にする一助となってきました。

東京2020組織委員会は、世界最大のスポーツイベントであるオリンピック・パラリンピックを通じて、被災地の方々に寄り添いながら被災地の魅力をともに世界に向けて発信し、また、スポーツが人々に与える勇気や力をレガシーとして被災地に残し、未来につなげることを目指します。

また、東京2020大会が復興の後押しとなるよう、関係機関と連携して取組を進めながら、スポーツの力で被災地の方々の「心の復興」にも貢献できるようにアクションを展開します。

会長メッセージ:東日本大震災から10年

東日本大震災から10年に寄せて 橋本聖子会長メッセージ


Tokyo, JAPAN - 19 FEBRUARY, 2021 : Inauguration Speech by New President for Tokyo 2020 Members / 職員に対する橋本会長の就任挨拶
Tokyo 2020 / Uta MUKUO

東京2020組織委員会のアクション

復興オリンピック・パラリンピックに向けた、東京2020組織委員会によるアクションをご紹介します。

復興オリンピック・パラリンピックの情報発信

・東京2020大会を取材するメディアが世界から集まるメインプレスセンター(MPC)内に、復興オリンピック・パラリンピックの情報発信拠点「Recovery and Reconstruction Games」ブース(復興ブース)を開設し、東日本大震災の被災3県(岩手、宮城、福島)の復興の歩みや地域の魅力など、スライドショー・動画の放映やメディアガイドなどを通じて、情報発信しました。また復興庁と協力して、復興ブースにゲストスピーカーとして、岩手県・宮城県・福島県で活躍されている語り部や生産者の方々にオンラインでご出演いただき、震災時の体験や被災地の復興の現状についてお話しいただきました。

記事を読む

・東日本大震災から10年という節目である2021年3月に合わせて、被災地復興支援連絡協議会の協力の下、東京都・復興庁と共同で、東日本大震災からの復興の取組等をまとめたメディアガイドを制作し、国内外メディアにオンラインで配信しました。メディアガイドには、復興オリンピック・パラリンピックの取組の他、被災地の復興のシンボル、被災地で頑張る生産者や大会に尽力して頂いた方々を取材した記事も掲載しています。さらに大会期間中の取組も随時更新し、更新版メディアガイドを、大会期間中にMPC内復興ブースで配布するなど、タイムリーに情報発信しました。

東日本大震災からの復興の取組に関するメディアガイド~東京2020大会を通じた被災地支援~

"Initiatives Supporting Recovery from the Great East Japan Earthquake- Media Kit" Featuring activities in the affected areas inspired by the Tokyo 2020 Games

東京2020大会競技の被災地開催

福島県の福島あづま球場では野球・ソフトボールが、宮城県の宮城スタジアムではサッカーが行われました。
福島あづま球場は無観客、宮城スタジアムは有観客での開催にはなりましたが、アスリートが躍動する姿を被災地の方々に見ていただき、スポーツの力を通じて勇気や希望をお届けしました。そして福島あづま球場と宮城スタジアムの映像が世界中に届けられ、震災から10年が経過し、復興が進む被災地の姿を、世界中からの支援に対する感謝の気持ちとともに発信しました。

野球・ソフトボール競技が一部開催された福島あづま球場

@Tokyo2020



サッカー競技が一部開催された宮城スタジアム

@Miyagi Sport Association

東京2020オリンピック聖火リレー

・東京2020オリンピック聖火リレーは2021年3月25日、福島県のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」からグランドスタート。6月16日からは岩手県を、6月19日からは宮城県を、東日本大震災の発生から丸10年という節目に、復興が進む被災地を各県3日間ずつ巡りました。

・東京2020オリンピック聖火は2020年3月12日にギリシャで採火され、3月20日に宮城県東松島市にある航空自衛隊松島基地に到着。東日本大震災からの復興への願いを象徴する「復興の火」として、宮城県、岩手県、福島県の各地で展示されました

「復興の火」の展示

東京2020オリンピック聖火が日本に到着

・聖火リレートーチの素材として、復興仮設住宅の窓やドアなどのアルミ建築廃材を再生利用しています。

東京2020オリンピック聖火リレートーチ

・東京2020組織員会は、「東京2020聖火リレー特別授業」を宮城県石巻市立渡波中学校で開催し、生徒たちが歴史や意義を学びました。

東京2020聖火リレー特別授業


東京2020 NIPPONフェスティバル

主催プログラムのひとつとして、「東北復興」をテーマに、2021年5月から7月にかけて、東北各地・東京を舞台としたプログラムを展開しました。

東京2020 NIPPONフェスティバル

しあわせはこぶ旅 モッコが復興を歩む東北からTOKYOへ Presented by ENEOS

東京2020 復興のモニュメント

モニュメントを通じて被災地と世界をつなぎ、被災地から世界へ「感謝・応援」、世界から被災地へ「感謝・感動」のメッセージを届けます。

東京2020 復興のモニュメント


<左>福島県デザイン <右>岩手県及び宮城県デザイン

被災地の食材活用

・選手村では「メインダイニングホール」や「カジュアルダイニング」において、選手団に食事を提供していますが、カジュアルダイニングでは、日本食や被災地の食材をはじめとする日本各地の特産物を活用したメニューを提供しました。使用されている食材とその産地をリアルタイムで表示し、被災地の食材の安全・安心と、生産者の思いが詰まった豊かな食材の魅力を大会に参加する参加する選手に知っていただく取組を実施しました。

東京2020大会の選手村で使用された食材・産地リスト

・第5回IOC調整委員会(2017年12月12日開催)、第1回ワールドプレスブリーフィング(2018年9月4日開催)、第2回ワールドプレスブリーフィング(2019年10月15日開催)など各種会議の夕食会やレセプションで、被災地の食材を活用したメニューを提供し、被災地の食の魅力を発信しました。

ビクトリーブーケ

・東京2020大会のメダリストに授与する副賞のビクトリーブーケには、主に東日本大震災の被災地域で栽培された花を使用しました。

東京2020副賞(オリンピックビクトリーブーケ)

東京2020副賞(パラリンピックビクトリーブーケ)

リオ2016大会、平昌2018大会時

・フラッグハンドオーバーセレモニーでは、被災地の子どもたちがつくった 「ありがとう(THANK YOU)」の人文字の映像を放映し、世界中からの、震災からの復興に対する支援に対して、感謝の気持ちを伝えました。

"ありがとう"の人文字を撮影! フラッグハンドオーバーセレモニー

アスリートの派遣

・被災地の子どもたちとの交流を深めるため、東京2020スポーツディレクターの室伏広治が、石巻市で行われたイベントに参加し、一緒に1964年大会の聖火台を磨きました。

聖火台磨き

・被災地の方々の「心の復興」に貢献できるよう、アスリートが被災地を訪れ、子どもたちと交流しています。

・被災地で競技が開催される宮城にて、東京2020大会の機運醸成のため、オリンピアン・パラリンピアンが「ジャパンウォーク」in仙台に参加し、現地の方々と会話を楽しみながらウォーキングを満喫しました。

ジャパンウォーク

・東京2020組織委員会は参画プログラムを通じて、宮城県と連携し、復興の後押しをしています。
東京2020参画プログラム「東京オリンピック・パラリンピック強化支援対策事業」の指定証交付式が宮城県庁で開催されました。

宮城参画プログラム

・東日本大震災復興支援 JOC『がんばれ!ニッポン!』プロジェクト。福島県双葉町を会場に、「東日本大震災復興支援 JOC『がんばれ!ニッポン!』プロジェクト」の一環として開催された、「JOCオリンピックデー・フェスタinふたば」に東京2020マスコットとオリンピアンが参加し、被災地の方々と交流しました。

東日本大震災復興支援 JOC『がんばれ!ニッポン!』プロジェクト


被災地の魅力をPR

・地元で愛されている祭りを盛り上げるため、伊藤華英(オリンピアン/競泳)がいわき市で開催された「いわき回転やぐら盆踊り大会」に参加し、地元の子どもたちと東京五輪音頭-2020-を踊りました。

回転やぐら

・東京2020組織委員会は参画プログラムを通じて、福島県と連携し、復興の後押しをしています。東京2020参画プログラム「地域のたから」民族芸能承継公演事業が福島県白河市で開催されました。

福島参画プログラム

・東京2020組織委員会は参画プログラムを通じて、岩手県と連携し、復興の後押しをしています。
東京2020参画プログラム「いわて復興未来塾」認証式が岩手県盛岡市で開催されました。

岩手参画プログラム

・復興に向けて力強く歩みを進める東北の今と、被災地でオリンピアンやアスリート達がスポーツを通じて人々に勇気や希望を与える姿を、外国メディアの方々に見ていただくことを目的として「東北メディアツアー」を開催しました。

東北メディアツアーレポート

・トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と安倍晋三内閣総理大臣が、東京2020オリンピック野球・ソフトボール競技の会場になっている福島県営あづま球場などを視察しました。

IOCのバッハ会長と安倍総理が福島県のあづま球場などを視察


被災地復興支援連絡協議会

第1回

第2回

インタビュー:東京2020大会へ 東北からのメッセージ

東北3県のみなさんに東日本大震災からの10年や、自身とスポーツの関わり、東京2020大会についてお話いただきました。

津波被害を受けた母校跡地にスタジアム、楕円球が世界と3.11つなぐ

岩手県 川崎杏樹さん

釜石東中学校在籍時に震災を経験。現在は、釜石鵜住居復興スタジアムに近接する津波伝承施設で「語り部」を務めます。記事を読む

3.11生まれの息子、父と同じサッカー選手を夢に

宮城県 瀬川誠さん・虎くん親子

2011.3.11生まれの虎くんは、父・誠さんと同じくプロサッカー選手になることを夢見て、練習に取り組みます。記事を読む

「野球があったからこそ乗り越えられた」支援物資で届いたグローブとともに

福島県 鈴木海恵さん

震災後に支援物資で届いたグローブと共に白球を追いかけた10年間。高校最後の夏は、福島あづま球場でプレーすることができました。記事を読む

インタビュー:東日本大震災から10年。"スポーツのチカラ"

2011年に発生した東日本大震災。

あの3月11日から、10年。

震災の後、スポーツはどんなことができたのか。

明るい未来のために、スポーツができることは何なのか。

スポーツには、「夢」、「希望」、「絆」を生み出す力があると信じています。

スポーツが人々に与える勇気や力をレガシーとして被災地に残し、未来につなげていくことを目指して。

いままでも、これからも、"スポーツのチカラ"を信じ、前を向く皆さんに話を聞きました。記事を読む

インタビュー:被災地から東京2020大会を盛り上げる人たち

被災地の方や、被災地にゆかりのある方々にインタビューを行い、スポーツが被災地にどのような力を与えてきたのか、また、東京2020大会に期待する役割をお伺いしました。

「大空を「希望」で彩るブルーインパルス 長野1998大会の記憶、2020年へ紡ぐ思い」

航空自衛隊松島基地副司令 阿蘇晋一さん

テキスト版

「東京2020大会招致決定がJヴィレッジ再開の機運を高めてくれた。」

株式会社Jヴィレッジ管理課長 山内正人さん

テキスト版

「故郷福島と、再始動するJヴィレッジへの思い。」

なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)高倉麻子監督

テキスト版

「福島の魅力を東京2020オリンピックを通じて伝えたい。」

元メジャーリーガー:現福島レッドホープス岩村明憲監督

テキスト版


動画リンク

宮城県

東京2020大会復興支援感謝映像

福島県

東京2020オリンピックがふくしまにやってくる!!

東京都

2020年と、その先の未来へ ~世界中の方々へ 感謝を込めて~

関連リンク