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東京2020D&Iアクション -誰もが生きやすい社会を目指して-


公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、「東京2020D&Iアクション -誰もが生きやすい社会を目指して-」(東京2020D&Iアクション)を公表しました。

この取り組みは、大会を契機に、多様性と包摂(ダイバーシティ&インクルージョン、D&I)を備えた社会へと確かな一歩を踏み出すためのアクションを大会関係者とともに宣言するものです。それぞれのアクションが、東京、そして日本から世界に向けて宣言として発信され、社会を変化させる力となり、次世代にも引き継がれるムーブメントになることを目指します。

東京2020D&Iアクションの趣旨

東京2020大会は、その大会ビジョン「スポーツには世界と未来を変える力がある。」の基本コンセプトとして「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」を掲げています。「東京2020D&Iアクション -誰もが生きやすい社会を目指して-」も、これらの考えに基づいています。

新型コロナウイルス感染症による新たな差別や格差の拡大といった社会の分断が深まる中、大会に参画する多様な個性がある多くの人が、自分らしさを発揮して、違いを認め合い、違いを活かしながら協力することのすばらしさを改めて認識する場が、東京2020大会です。

東京2020大会を契機として、私たちの社会と未来に向けて何ができるかを考え、大会後も実践していくものとして、「東京2020D&Iアクション -誰もが生きやすい社会を目指して-」を宣言します。

東京2020D&Iアクションが目指す社会

私たち一人ひとりが、人種、肌の色、性別、性的指向、性自認、障がい、言語、宗教、政治的又はその他の意見、国あるいは社会のルーツ、財産、出自やその他の身分などの理由による、いかなる種類の差別がなく、互いを認め合い、誰もが自分らしく生きられる共生社会を目指します。

東京2020組織委員会の東京2020D&Iアクション

東京2020組織委員会は、以下のアクションを宣言します。

・多様な人々との開かれた対話やコミュニケーションを継続し、「誰もが生きやすい社会」の大切さを共有するとともに、広く関係者を巻き込んだムーブメントを起こすことで、その価値を社会に広めていきます。

・これまで準備を進めてきた、東京2020大会に関わるあらゆる人への「多様性と調和」の取り組みを、大会において確実に実践し、差別やハラスメントのない、誰もが主役の大会を実現します。

・東京2020大会の「誰もが生きやすい社会」を追求する取り組みが、次世代の人々や、オリンピック・パラリンピックムーブメントの中で継承されるよう、これまでの活動の成果や今後に向けた課題を記録するとともに、各関係者に働きかけていきます。

・東京2020組織委員会の職員は、東京2020大会を通じて得た経験や知識を活かし、大会後もその一人ひとりがレガシーとなり、「誰もが生きやすい社会」に向けた自らの行動を継続していきます。

また、東京2020組織委員会の職員も、自分の経験や感じたことを振り返り、自らのD&Iを更に一歩前へ進めるアクションの宣言を実施しています。

大会関係者等の東京2020D&Iアクション

大会関係者やスポーツ団体も「東京2020D&Iアクション」に賛同し、アクションを宣言しています。

あなたも参加してみませんか?

東京2020D&Iアクションには、個人の方も参加することができます。すでに、アスリートをはじめ、本事業に賛同した方々が自らのアクションを宣言しています。多くの人の思いと行動が、社会を変える力になります。ぜひ、あなたのアクションを言葉にしてください。D&Iが当たり前の、誰もが生きやすい社会を一緒に作っていきましょう。

STEP 1 取り組んでみたいダイバーシティ&インクルージョンに関するアクションを1つ以上考える。

STEP 2 考えたアクションに、#東京アクション #誰もが生きやすい社会 をつけて、 InstagramやTwitterに投稿する。

※アクションを記入したシートを持って自撮りした写真を投稿することもできます。

アスリートや取り組みに賛同いただいた方々のアクション

オリンピック選手村村長、村長代行、副村長の皆さん

トーマス・バッハ 国際オリンピック委員会(IOC)会長 コメント

IOCは、東京2020オリンピックの確固たるレガシーの一部を形成するこの取り組みを歓迎します。ダイバーシティ&インクルージョンは、スポーツを通じてより良い世界を構築するというIOCのビジョンの不可欠な要素です。なぜなら、私たちは力を合わせればより強くなれるからです。東京2020オリンピックは史上最もジェンダーバランスのとれた大会となり、スポーツ界におけるジェンダー平等を実現するためのIOCの取り組みにおいて、大きな意味を持つ新たな節目となりました。

アンドリュー・パーソンズ 国際パラリンピック委員会(IPC)会長 コメント

インクルージョンをその核心に位置付ける組織の長として、東京2020組織委員会と大会関係者が、よりインクルーシブな世界に向けて、このようなアクションを発表したことを歓迎いたします。

小池百合子 東京都知事 コメント

東京都は開催都市として、誰もが生きやすい社会を目指す取り組みを歓迎します。大会を契機として、都は、人権尊重の理念の実現を目指す条例の制定や、バリアフリー化の促進など全ての人に優しいまちづくり・社会づくりの実現に向けて幅広い施策を展開してきました。都は、女性も、男性も、子供も、高齢者も、障がいのある方も、性的マイノリティの方も、一人ひとりが、自分らしくいきいきと暮らし、活躍することができる、多様性(ダイバーシティ)にあふれた都市を目指していきます。

丸川珠代 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣 コメント

東京2020組織委員会の、ダイバーシティ&インクルージョンに向けたアクション宣言を歓迎します。東京大会は、障害のある方もない方も、男性も女性も、お年寄りも若者も、お互いを認めあって自分らしく生きる共生社会・男女共同参画社会の実現に向けた契機となります。政府も、「心のバリアフリー」を推進し、共生社会・男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

トニー・エスタンゲ パリ2024組織委員会会長 コメント

東京2020組織委員会が、ダイバーシティ&インクルージョンを東京2020大会のレガシーとするこの取り組みを支持します。日本の組織委員会の皆さんと同様に、私たちはスポーツとオリンピック・パラリンピック競技大会を通じて、社会における重要な課題に取り組んでいます。私たちは、パリ2024大会で更に取り組みを進め、競技において完全なジェンダー平等を達成する初めての大会を実現します。